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宵のうちと未明

2007–03–30 (Fri) 23:23
天気予報の用語から「宵のうち」という言葉が消えるらしい。

気象庁が天気予報などに用いる予報用語から、「宵のうち」が消えることになった。午後6時から同9時を指す言葉として使われてきたが、一部ではもっと遅い時間帯を表すものとして誤って理解されているため。今年秋ごろから「夜のはじめごろ」に切り替える。
http://www.asahi.com/life/update/0329/014.html

わかりやすくするためということだけど、「宵」ってそんなに難しい言葉だろうか。
宵の明星、明けの明星という言葉を知っていれば、日が暮れて間もない頃だなとわかりそうなもんだけど。
気象庁のサイトも見てみた。

午前3時頃まで午前0時から午前3時頃まで。別図 参照。
注)準備期間をおいて「未明」に変更します。
朝のうち午前6時頃から午前9時頃まで。別図 参照。
注)準備期間をおいて「朝」に変更します。
宵のうち18時頃から21時頃まで。別図 参照。
注)準備期間をおいて「夜のはじめ頃」に変更します。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html

"時に関する用語"のうち、この3つの言葉を変更するようだ。
「宵のうち」は無くしておいて、「未明」という言葉を新たに使い始めるらしい。
宵よりも未明のほうが、わかりにくいんじゃないかという気がする。
ニュースなどで聞かれる「今日未明」の場合、午前1時とか2時とかそのあたりの時間を指すことが多いようだけど、自分の場合「未明」というと、午前3時とか4時とかそのあたりの時間を指しているような感覚がある。自分の語感覚がおかしいのか。おかしいんだろうなあ、きっと。

広辞苑には、

 みめい【未明】夜がまだすっかり明けきらない時。

とあって、深夜帯なのか、夜明けが近い時間帯なのか判然としない。
天気予報の用語で午前3時~6時頃を指す言葉が「明け方」なので、それと対比すれば、ああ未明のほうが深夜に近い時間だなとわかるんだけど、やっぱり紛らわしいと思う。
わかりやすい用語に改善するのなら、ちゃんとわかりやすい用語にしてほしいですよ。
いっそのこと「丑の刻」とかにしてみてはどうか。それもわかりにくいか。
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「ささって」普及計画

2007–03–14 (Wed) 00:29
今日「タモリのジャポニカロゴス」を見ていたら、日にちを表す言葉を順番に並べてみようというコーナーがあった。

3日前2日前1日前01日後2日後3日後4日後
今日明日

という表があって、空欄を埋めよという問題なわけだ。
正解は、順に「さきおととい」「おととい」「きのう」「あさって」「しあさって」「やのあさって」となる。
ちょっと待ってえ! あさっての次は「ささって」じゃあ! というのが三重県人である私の主張です。
番組の中でもフットボールアワーの不細工じゃないほうの人が、三重県ではあさっての次をささってと言うんだよと紹介していたけど、そうその通り、3日後のことを「ささって」と言うのです。
三重県の伊勢志摩地方を中心にした広い地域で言うほかに、岐阜県の飛騨地方や富山県の一部、さらには種子島や屋久島でも言うらしいです。

自分ももういい歳した大人なので、これが方言であることぐらいは知ってます。
ですが、この言い方をぜひとも広めたい。
これがいかに合理的かというと、

0日後今日
1日後明日
2日後あさって
3日後ささって(三さって)
4日後しあさって(四あさって)
5日後ごあさって(五あさって)

とほら、覚えやすいでしょ。
語源を考えると、ささっての「さ」は「再」から来ているらしいです。
しあてっての「し」は「再、ひ(隔)、しき(重)」など諸説あって不明。
どちらにせよ「三」「四」が語源ではないですけど、そう当てはめて考えるとわかりやすいということです。
5日後のことを「ごあさって」という言い方は、そんなに普及してるわけではないけど、一部では耳にする表現です。この「ご」は「五」から来ています。

地域ごとの方言をまとめてわかりやすい表にしたものがありました。
飛騨弁について解説した、飛騨語林さんの「時間軸と方言」です。
全国的に主流の言い方は、やはり3日後は「しあさって」、4日後も「しあさって」みたいな感じですね。

古い言葉は僻地に残るという法則があります。
かつての中央である京都で「ささって」という言葉が誕生して各地に広まっていく。
次に「しあさって」という言葉が生まれて、ささっての後を追って広まっていく。
新しい「しあさって」がやってきた地域では古い「ささって」が駆逐されていく。
追われたささっては、志摩半島という袋小路に追いつめられ、飛騨という山岳地域に追いつめられ、種子島という離島に追いやられ、残る勢力はわずかばかりになってしまいました。
ちゃんと調査したわけではなく私の想像ですが、大きく間違ってはいないでしょう。

そんな古い(と思われる)「ささって」ですが、みなさん使ってみませんか?
いかがでしょうか。
ん? 3日後以降は日付で直接言うのが一番合理的だって?
ごもっとも。

先人:『ささって』を標準語にする会
http://www.asahi-net.or.jp/~YY3H-YD/gon2003.htm

酒呑みの上京

2007–01–30 (Tue) 00:28
東京に行ったときに、あちらの人と呑みながら話していてこんな話になった。

東京に行くのは「上京」。
京都に行くのは「上洛」。
では、京都から東京に行くとき、東京から京都に行くときは、どう言うの?

まず基本的なことから。
天皇の居るところに行くことが「上り」である。
天皇が東京に住んでいるから、東京へ上る(=上京)のだ。
京都へ行くことを上洛というのは、1000年以上に亘って京都に天皇が住んでいたことの名残りなのか、明治以来未だに「遷都の詔」が出ていないことから天皇は東京に長い旅行をしているだけと見做してあくまで天皇の住居は京都にあるとしているのか、そのあたりは曖昧だが、とにかく京都も天皇の住む都との解釈から、京都へ上る(=上洛)のだ。
上洛の「洛」とは、平安京のことを中国の都である洛陽になぞらえて言ったことによる。

先程の疑問だが、実際、東京から京都に行くときは普通に「上洛」を使う。「入洛」という言い方もできる。
じゃあ、京都から東京に行くときに「上京」って言ったっけかな。どうだっけかな。
酒を呑みながら話していたので、話はおかしな方向へ流れていく。
東京で考えるからダメなんだよ。天皇がまだ京都にいた時代、江戸で考えようぜ。だったら京都から江戸に行くことは、明らかに下りじゃん。だったら「下戸」でいいじゃん。
というわけで、京都から東京に行くことは「下戸」に決まりました。
その場にはいたのは呑助ばっかりで、下戸はいなかったと思いますが。

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