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らくがき寺

2006–09–03 (Sun) 00:47
落書きといえば普通は、「けしからん!」と言われるような行為なわけですが、その落書きを推奨というか、落書きできることを売り物にしているお寺があるというので行ってきました。

rakugakidera1.jpg京阪八幡市駅から徒歩10分ほどの、昔ながらの住宅地の中にある単伝庵がそのお寺。
細い路地を通っていくと、突然立派な山門が見えてきます。
拝観可能な時間は、土・日・月曜の9時~15時だけだそうで、時間の都合でちょっと駆け足の拝観になってしまいました。

rakugakidera3.jpg境内に入って正面奥に見える大黒堂が、その落書きのできるお堂です。
苔むした境内を飛び石伝いに歩き、寺務所の案内に従って中に入って拝観料(100円+らくがき料300円)を賽銭箱に納めます。
落書きとはいっても大黒様に聞いてもらう願い事が中心で、便所の落書きのような「右を見よ→左を見よ→後ろを見よ→アホが見~る~」などといったものはありません。いわば、壁に直接書く絵馬のようなものです。
あと落書きは、堂内の壁にのみ書くことができ、柱とか本尊の大黒様とかには書くことができません。

rakugakidera2.jpgんなわけで、私も書いてきました。もう腰痛はこりごりだ、と。
他人様の絵馬を眺めていると面白いのと同じように、ここでも他の人の落書きを見ているとかなり面白いです。中でも、「世界一になりたい」という落書きの隣に、「↓この人が世界一になりますように」と書かれた落書きは、なかなかセンスがあるなと感心しました。
落書きを見ていると、日本語だけではなく英語やドイツ語もあったりして、外国の人にも知られているらくがき寺、只者じゃないなと思いました。
なおこの落書きのされた壁は、毎年大晦日に塗り替えられるそうです。

竪穴住居跡を見に行った

2006–08–26 (Sat) 15:51
京都市内の平安京右京六条四坊八町で、古墳時代~奈良時代の竪穴住居跡が見つかったと聞いて、見に行ってきた。
京都新聞の記事ではこう伝えている。

京都市右京区西院月双町で、奈良時代の竪穴住居跡などが見つかり、京都市埋蔵文化財研究所が二十四日発表した。周辺ではこれまでにも公的な建物とみられる掘っ立て柱建物跡が見つかっており、秦氏らによって開拓されたとされる葛野郷の中心地だった可能性もあるとしている。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006082500080&genre=M2&area=K1H


gensatsu06082601.jpg住宅地と田んぼが錯綜する中にある、こぢんまりとした発掘現場である。

gensatsu06082602.jpg説明会は午前10時から始まるというので10分前ぐらいに行ったら、もう調査員による説明が始まっていた。
暑いし、人も早めに集まったしで、開始時間を前倒ししたらしい。詐欺だ。

gensatsu06082603.jpg詐欺だと思ったけど、あとで2回目の説明会をやってくれたので、前言は撤回する。

gensatsu06082605.jpgトレンチのほぼ全景。
平安時代以降、人が住んだ形跡がないということで、撹乱が全く見あたらない。
この浅さと撹乱がないことで、ブルーシートが掛けやすそうなことこの上ない。

gensatsu06082606.jpg古墳時代の竪穴住居。
左手前の土が赤くなっている部分はカマドである。

gensatsu06082607.jpg奈良時代の竪穴住居。
住居の四辺が、きちんと東西南北を向いている。

gensatsu06082609.jpg奈良時代の総柱建物。
倉庫として利用されたということだが、倉庫以外に総柱建物の利用法はないのかという気がするほど、総柱といえば倉庫である。

gensatsu06082612.jpg古墳時代の竪穴住居×2。
古墳時代の住居跡は、きちんと東西南北を向いていない。みんな適当なのだ。

gensatsu06082611.jpg完形の須恵器の高坏×3。
奈良時代の竪穴住居跡から出土している。

gensatsu06082604.jpg廃土山の山容がなかなかカッコイイ。
後ろの住宅の洗濯物が埃臭くなりそうな高さだ。

gensatsu06082610.jpg必殺の土留め。
この突っ張り棒がかなり強力なのだ。

gensatsu06082608.jpgカメラを向けるとピースサインを出してくれるおちゃめな埋文職員。
たぶん私のカメラに向けてポーズを取ってくれたわけではないと思うけど…。

現地説明会の資料は、京都市埋文のサイトに、明日か明後日にはアップされると思います。

日本とギリシアの融合

2006–07–31 (Mon) 00:55
hikoujinja1.jpg
飛行神社外観
hikoujinja2.jpg
飛行神社拝殿と本殿
yakusojinsi.jpg
薬祖神祠

融合その1、飛行神社


京都府八幡市にある飛行神社は、日本で唯一といわれる飛行機に携わる人のための神社です。
そういった点もユニークなのですが、拝殿がなぜかギリシア神殿風の造りになっているところがまた面白い。境内にはジェットエンジンが飾ってあったり、零戦のプロペラが飾ってあったりと、これまた興味をそそられます。
この神社、実にユニークだ。だがユニークすぎる。(©MASTERキートン)

祭神は、饒速日命、薬祖神、航空殉職者の諸神で、大正4年の創建。
饒速日命(にぎはやひのみこと)は、天磐船(あまのいわふね)に乗って天から地上に降臨してきた神様です。神様の選びかたが上手いな。
地図

融合その2、薬祖神祠


京都市中京区の、民家の隙間にひっそりと佇んでいる薬祖神祠。
この薬祖神祠のある二条通あたりは薬屋さんの多いところで、その商売上の神様として幕末あたりに創祠されたらしいです。
ここの祭神がこれまたユニーク。大国主命、少彦名命に加えて、中国神話に登場する神農と、古代ギリシアの"医学の父"ヒポクラテスを祀っています。
この神社、実にユニークだ。だがユニークすぎる。(©MASTERキートン)

この祭神を見るにつけ、いかにも日本人の信仰だなという気がします。
神を感じたものはどんなものでも崇拝し、信仰の対象にする、というのが日本の、もとからある信仰です。
誤解を恐れずに言うなら、日本の神道には異教というものが存在しないのでしょうね。
地図

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