スポンサーサイト

--–--–-- (--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

1月1日に一年が始まる理由

2005–12–28 (Wed) 01:24

なぜ新年は1月1日から始まるのか?



たとえば憲法記念日がなぜ5月3日なのかということなら、この日に日本国憲法が施行されたからという明確な理由がある。ではなぜ1年の始まりが1月1日なのかということになると、その理由がわからない。そのような暦を作ったからということだろうが、ではなぜそのような暦を制定したのか、その理由がわからない。
そんなわけで少し調べてみた。


古代ローマでは何種類かの暦が作られているのだが、その中で決め手になったのはユリウス・カエサルによる改暦だ。紀元前46年に古いローマ暦を廃し、翌紀元前45年からユリウス暦を採用したのだ。その際、3月25日が春分になるように日付を決めたところ、年初の1月1日も自動的に決まったということになる。
そこで疑問になるのは、なぜ3月25日という一見中途半端な日を春分になるように決めたのかということだが、それまで3月25日を春分とする通例があったからということらしい。
そこでさらに疑問になるのは、なぜそんな通例があったのかということだ。ローマ建国当初にできた暦(ロムルス暦)は春分のある3月(Martius)から12月(December)までの10ヶ月で終わっていて、その後は翌3月まで日付のない日が続いていた。紀元前713年に改訂されたヌマ暦で12月の後に二つの月(JanuariusとFeburuarius)が付け加えられた。その後も何度か改暦されて、紀元前153年の改訂で年初が1月に改められた。なぜそのように改められたかといえば、Januariusの名前の由来となった神様Janusが、物事の始めと終わりを司る神様だったからと言われている。その時点から、春分は3月にあるという通例が出来上がったものと思われる。ちなみに現在、2月だけ日数が少なく閏年の半端な日が2月にくっ付くのは、昔は2月が年末だったということの名残りなのだ。
さて、ではなぜ25日なのか。これは調べが足りなくてよく判らなかった。
改暦の際、冬至後の最初の新月の日を1月1日と決めたからたまたまそうなった。紀元前153年の改暦の際、たまたま25日に春分があたってしまった。春分の日から一週間はお祭りで、その最後の日に月が替わるようにした。などの説が見られたがどれも決め手に欠け、どれが正しいのか判断がつかなった。
ともかく、そのように3月25日=春分という図式が先にあったということだ。

ところで現在は春分の日が3月21日前後にやってくる。当時と約4日のズレはどこから来るのか。
キリスト教ではイースターの日取りを決める際、春分の日を正確に求めることが重要になる。ところがユリウス暦では閏年を4年に1回挿入して1年を365.25日として計算しているのだが、現実の1年は約365.2422日であり、約128年ごとに1日のズレが生じてくる。このため徐々に春分の日が現実とズレてくることになり、ついに西暦325年のニケア公会議で、そのときの実際の春分日である3月21日を春分日と定めてしまった。日付をきっちりと固定してしまうと、当然その後も長年の間にズレが生じることになるのだが、1582年に至ってもっと正確な暦であるグレゴリオ暦に改暦する際、今度は春分日を移動させて新たに固定するのではなく、日付のほうを削って春分日に合わせるということをやった。1582年は10月4日(木曜)の翌日が10月15日(金曜)になったのだ。これでまた春分は3月21日に戻ることになったが、それ以降は固定せず年によって21日だったり20日だったりという揺れがある。グレゴリオ暦は400年につき97回閏年を挿入して1年を365.2425日として計算するため、約3300年につき1日のズレという正確さだから、当分の間暦のズレが問題になることはないだろう。

なお、クリスマスの7日後を新年とするように決めたからという説もある。
クリスマスとは、一般にはイエス・キリストの誕生日ということになっているが、それだけでは正しくない。古代ローマではミトラ教という宗教が幅を利かせていて、その宗教の主神である太陽神ミトラは冬至の日に死に、3日後に復活するということになっていた。その間を冬至祭、復活祭として盛大に祝うことが毎年行われていた。その復活の日が12月25日なのである。後の世になってミトラ教が廃れていき、キリスト教が勢力を伸ばしてくると、そのミトラ教の復活祭の日を取り入れてイエスの誕生日としてでっちあげてしまった。実際、聖書の記述によると、イエスの誕生日は9月~10月ぐらいになるらしい。そしてイエスは12月25日とされた誕生から数えて8日目(つまり誕生日の7日後)にユダヤ教における割礼の儀式を受けており、この割礼の日を新年として定めたという説である。こうして決められた1月1日のことを「割礼年初」という。
しかしイエス生誕より以前から1月1日は決められており、この説は「後付け」と言っていいだろう。

« 仕事納め | HOME |  数独 »

コメント

暦のことを調べていて

暦のことを調べていて、たどり着きました。
とても有益な情報をありがとうございました。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

コメントの投稿

 
管理者にだけ表示

トラックバック

「-」

管理人の承認後に表示されます …

「-」

管理人の承認後に表示されます …

「-」

管理人の承認後に表示されます …

「-」

管理人の承認後に表示されます …

「-」

管理人の承認後に表示されます …

「-」

管理人の承認後に表示されます …

トラックバックURL

http://gito2.blog39.fc2.com/tb.php/23-d515000c

⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

category

recent comment

recent trackback

tag cloud

pet

profile

track word

others

haiku

about

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。