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新惑星クル━━(゚∀゚)━━!! のか?

2006–08–16 (Wed) 21:36
現在開催されている国際天文学連合総会で、かねてから注目だった「惑星」の定義についての原案が公表されたようです。まだ案の段階であり、最終的な決議は24日になる模様。
提示された原案では、このように惑星を定義しているようです。

(1)惑星とは、(a)十分な質量を持つために自己重力が固体としての力よりも勝る結果、重力平衡(ほとんど球状)の形を持ち、(b)恒星の周りを回る天体で、恒星でも、また衛星でもないものとする。

(2)黄道面上で、ほぼ円軌道を持つ、1900年以前に発見された8つのClassical Planetsと、それ以外の太陽系の天体を区別する。後者は、すべて水星より小さい。また、セレスは上記(1)の定義から惑星であるが、歴史的理由により、他のClassical Planetsと区別するため、Dwarf Planetと呼ぶことを推奨する。

(3)冥王星や、最近発見された1つまたは複数のトランス・ネプチュニアン天体は、上記(1)の定義から、惑星である。Classical Planetsと対比して、これらは典型的に大きく傾いた軌道傾斜と歪んだ楕円軌道を持ち、軌道周期は200年を超えている。われわれは、冥王星が典型例となるこれらの天体群を、新しいカテゴリーとして、Plutonsと呼ぶ。

(4)太陽を回る他のすべての天体は、まとめてSmall Solar System Bodiesと呼ぶこととする。
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/08/16planet_definition/index-j.shtml


これによると、セレス、カロン、2003 UB313が惑星に昇格することになります。大きさだけでいえば、セレスより大きくカロン並の汎海王星天体は他にいくらでもありますが、それらは(1a)の条件である"ほとんど球状"を満たしていない(または観測できていない)ため現段階ではこの惑星の定義案から外れるそうです。またカロンは現状では冥王星の衛星ですが、冥王星との共通重心が冥王星の外にあるため、衛星とは見做されずに、冥王星との二重惑星となるようです。

自分としては冥王星を降格させて、「惑星は8つだけ!」と言ってしまうほうがすっきりしていて分かりやすいと思うのですが、これからも観測次第ではどんどん惑星を増やしてもいいぞという案を総会は出してきたわけです。

まあ冥王星は惑星でいいとしましょう。2003 UB313も、惑星に昇格させてもまあいいでしょう。しかし今まで衛星として扱ってきたカロンとか、筆頭小惑星として馴染みの深いセレスとか、今更惑星にするのはどうかと思うんですがねえ。

さらに言えば、丸くないから惑星じゃないというのも変な理屈です。直径や質量だけで条件付けてしまうと、セドナとかクアオワーとかオルクスとか2005 FY9とか2003 EL61とかいくらでも惑星が増えてしまって収拾がつかないなどと考えているんでしょうか。よくわかりませんが、なんとも中途半端な定義だなと思います。どっちにしろ、原案では現状の9個+3個の他にも惑星候補となる天体がいくつも挙げられており、いずれは15個、20個と増えていくことが予想されますから、"丸くないからダメ"というのは単なる美意識の問題のようにも見えてしまいます。

この定義をよく見ると、惑星をさらにClassical planets、Pluton、Dwarf planetsという3つのカテゴリーに分類していることがわかります。Classical planetsが一軍、あとの2つが二軍といったところでしょうか。そんなことするんだったらやっぱり、惑星は8つだけにして、あとの天体は小惑星とかエッジワースカイパーベルト天体(EKBO)だとか、今のままの分類でいいじゃんと思ってしまうんですが、冥王星とその他多くのEKBOを発見した米国が、"惑星"という権威付けを欲しているんでしょうかね。

24日の最終決議が楽しみです。

もしこのまま原案が通ったら惑星には名前を付けなきゃいけませんよね。2003 UB313に英語名を付けるだけじゃなくて、セレスにもカロンにも日本語名が欲しいです。
セレスはローマ神話の豊穣の女神。大地の女神、農業の女神ですから、林業についても神様なはずです。今まで小惑星だったことも考え、準ずるという意味で"亜"の文字を使って、日本語名は小林亜星(だっせー!)
カロンはギリシア神話に出てくる冥界の川の渡し守。川を守ることに徹しているということで、日本語名は江守徹(星の名前になってないやんけ!)

以前作った、太陽系内天体の大きさだけを比べた表。
http://gito2.blog39.fc2.com/blog-entry-77.html
この表にセレスは入っていません。なぜなら表に入らないほど小さいからです。

しょこたんも熱く語ってるざます。
http://yaplog.jp/strawberry2/archive/9315
しょこたんと宇宙談義したいなあ。

追記:2006-08-23
この記事の続きもあります。
http://gito2.blog39.fc2.com/blog-entry-262.html

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コメント

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そうそう

コメントありがとうございます。
そうそう、カロンが惑星になったとしても、冥王星ではニクスとヒドラという衛星が去年発見されていたのでした。
ん、ニクスとヒドラは今後どっちの衛星になるんでしょうかね。公転軌道の重心の近いほうということになるのか、思い切って"二重惑星の衛星"にしてしまうのか。

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