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惑星は8つだけキタ━━(゚∀゚)━━!!

2006–08–25 (Fri) 00:44
国際天文学連合(IAU)の総会で遂に決まりました。
IAUのサイトで総会の様子をライブ中継していたみたいなんですが、重すぎて繋がりませんでした。
"VOTE"と書かれた黄色い紙を頭上に掲げて投票、それを野鳥の会方式で数えて採決をするという牧歌的な方法でしたが、見ていた人によると案外すんなりと決まったようです。

決議
 国際天文学連合はここに、我々の太陽系に属する惑星及びその他の天体に対
して、衛星を除き、以下の3つの明確な種別を定義する:

(1) 太陽系の惑星(注1)とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を
 持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状
  (ほとんど球状の形)を有し、 (c) その軌道の近くでは他の天体を掃き散
  らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体である。

(2) 太陽系の dwarf planet とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな
  質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力
  平衡形状(ほとんど球状の形)を有し(注2)、(c) その軌道の近くで他の
  天体を掃き散らしていない天体であり、(d)衛星でない天体である。

(3) 太陽の周りを公転する、衛星を除く、上記以外の他のすべての天体(注3)
  は、Small Solar System Bodies と総称する。

注1: 惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8
 つである。
注2:基準ぎりぎりの所にある天体を dwarf planet とするか他の種別にするか
を決めるIAUの手続きが、今後、制定されることになる。
注3:これらの天体は、小惑星、ほとんどのトランス・ネプチュニアン天体
  (訳注1)、彗星、他の小天体を含む

冥王星についての決議
 国際天文学連合はさらに以下の決議をする:
  冥王星は上記の定義によって dwarf planet であり、トランス・
  ネプチュニアン天体の新しい種族の典型例として認識する。

訳注1:トランス・ネプチュニアン天体は、海王星より遠方にあって太陽の周りを
回る天体で、今まで国立天文台ではエッジワース・カイパーベルト天体と表記
してきました。
http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000233.html


来るべきところに落ち着いたという感じです。
さすが科学者。政治的な意見に惑わされずに、良識的な結果を導いてくれました。
しかし、1つ残念な点と1つ疑問な点が残ります。

残念な点は、この定義が太陽系の惑星に限っているところです。最初の案では、"太陽の周り"ではなくて"恒星の周り"だったと思います。最初の案は惑星が際限なく増えてしまうという難点がありましたが、系外惑星についても定義付けようとしていたことは評価できました。
修正に修正を重ねてきましたから、系外惑星についてもきちんとした定義にするには時間が足りなかったのかもしれません。このままでも、"太陽"を"恒星"に置き換えれば系外惑星についても通用しそうな感じなので、改めて別の定義を作る必要が無さそうな気はしますが。

疑問な点は、定義の(1c)を見ると、地球が惑星から外れてしまわないのだろうかというところです。地球と月の直径比は約4:1です。冥王星とカロンほどではないにせよ、かなり接近した値です。これで"他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった"と言えるのかどうか。
さらにはセドナの存在もあります。近日点が76AUであるセドナと同じような軌道には、大した天体は見つかってないはずです。大した天体が見つかるまでは、セドナは惑星と言ってしまってもおかしくないような気がします。

ところで冥王星に小惑星番号は付けられるのでしょうか。
何年か前に「冥王星に小惑星番号10000番を与えよう」なんて話がありながらポシャッたことがありました。今はもう10万を超えてますし、キリ番となると20万まで待たないといけません。今度はどうなるのでしょうか。0番というのも面白いかも。

惑星の定義が決まれば、次は衛星の定義でしょうか。木星とか土星とか、50個も60個も衛星があって「まるで衛星のバーゲンセールや」といった状態になっています。何とかする気は無さそうですけど。

何はともあれ、今回は英断だったと思います。天文学者の皆さん、乙!

しょこたんの太陽系マンガにリンク張っとく。
http://yaplog.jp/strawberry2/archive/9399

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